革を素材にモノを作るときに個人的に面白いと感じる一つに、端っこの部分のしまつがあります。

 

方法が幾つか選択肢があり、単純に手間や仕上がりのイメージ、コンセプトで選ぶことができますが、フォルムやシルエットのでかたにも大きく影響する場合もあるので時間の経過後のデザイン要素でもあったりします。

 

 

そんな革の端っこ、コバと言いますが、この部分の処理の一つである磨きについて。

コバ磨きなんて言いますが、その言葉通り磨いています。

 

たかがコバ磨き。

されどコバ磨き。

そしてやっぱり、あくまでもコバ磨きでしかない。ですよ。

当然重要な、クオリティーを左右するポイントですが、本質的には価値ではなくて

付加価値です。

 

その付加価値がいかなるものか、どうぞ。

 

切りっぱなしで何もしていない状態が左。

ネンを引いて磨いたものが右。

 

触り心地も見た目のいい感じになりますが、実際に熱を入れてネンを引いて磨くので繊維も引き締まってます。

なので、強度というか美しく育てるための一手間でもあったり。

 

染色した革だと、断面から色があせるというか抜けていきますしね。

 

 

で、そのネンを引くのに使う道具がこちら。

人によっては火で温めてネンを引く人もいるみたいですよ! 私は電気を使ってますが〜。

 

この道具を自分で加工してイメージのネンになる様に、使いやすい様にと削ったり何やかんやとするわけです。

どの業界でも技術がらみだと高齢化や後継者問題がありますが、こういった道具関係でも同じくでなかなか手に入りにくくなってきている模様です。

 

確かに私も、そうそう買い足すこともなさそうだし、、、、。